昨日社員に伝えたこと
「仕事がなくなることを恐れないで欲しい」
手持ちの仕事がなくなること、自分の役目・役割がなくなることを恐れると、どうしても守りに入りいい仕事ができないと私は考えています。
一番最悪なパターンは、手持ちの仕事を逆算してだらだらとやり続け、仕事がある状態を演じ続けて1日、1か月、1年を過ごすことです。
でも、仕事が無い状態=ダメな状態という認識が普通だと思います。まして「なにかやることありますか?」と聞くことは、かなりレベルの引くビジネスマンというレッテルもいつの間にか一つの常識みたいになってます。
本当でしょうか?
当社では「今何かやることないですか?」という問いかけは何の問題もないと従業員に伝えてますが、おそらく社員から投げかけする必要はないくらい、DXがしっかりと進んでおり従業員のタスクは把握できています。
だからこそ、お!やっとこの従業員は手が空きそうだなと思ったら、クライアントワークではない将来的にお金を生み出す未来への投資のためのお仕事がたくさんあります。
暇になった瞬間声かけるし、その仕事はきっと、とても楽しいものだから、自分の手を空けることを前提に仕事をしてほしい。暇になること、仕事がなくなることを悪という固定観念を消し去ってほしい。
そもそも、本当にやることがなかったら、有給を使ってのんびり休むのも仕事のための投資だし、ずーっと忙しい、ずーっと仕事があり続けること自体がむしろ不健全だと私は思います。
ところが、そんな考え方でやっている当社は、案件で困ったことがありません。常にクライアントワークがある状況で、書いていることと逆行してますが、創業以来営業ゼロ、広告ゼロなので、いつか落ち着くタイミングはくると思ってます。
その時に、仕事が無いから焦って営業するのではなく、ここぞとばかりに休んで鋭気を養ったり、未来への投資のための仕掛けを作ったり、勉強したりして、売り上げを無理やりつくるという抗うことはしないということだけは決めています。
私自身も時間が空いたらやりたいことが、とてもたくさんあります。それでも、お客様からご依頼がある限り全力で答えるのがスタンスなので、手を抜いたり無理に時間を空けたりするつもりはありません。自然な形・流れでいずれ時間が空くときがくると思ってます。
その時に、無理に売り上げに固執するのではなく、斧を研ぐ時間が来たか・・・と覚悟を決めて売上や会社の現金が減ることを恐れず、チャレンジしていこうと覚悟を決めています。
斧を研ぐ時間の重要性 木こりのジレンマ
木こりのジレンマとは、「斧を研ぐ暇もなく斧が鈍ったまま木を切り続ける」状態のこと。ビジネスにおいては業務改善やDXを後回しにすることで効率が悪化します。
🪓木こりのジレンマとは?効率化の落とし穴に気づいていますか?
⏳はじめに:毎日忙しくしていませんか?
ビジネスや日常業務で、「やることが多すぎて、立ち止まる余裕なんてない」という状態に陥っていませんか?
そんな方にこそ知ってほしいのが、「木こりのジレンマ」です。
🌲木こりのジレンマとは?
あるところに、毎日一生懸命木を切る木こりがいました。
ところが、斧がどんどん鈍くなって木が切れなくなっても、木こりは斧を研ぐ時間がもったいないと考え、そのまま切り続けました。結果、作業効率は落ちる一方。
――これが「木こりのジレンマ」です。
💼ビジネスに当てはめると?
- メール対応やルーチン作業に追われて、改善や自動化の時間が取れない
- 会議や資料作成に追われて、全体戦略が立てられない
- 人手不足に悩みながら、採用プロセスの見直しができない
これらはすべて「斧を研ぐ時間を取れていない状態」です。
🔧どうすればいいか?
1. 立ち止まって「業務の棚卸し」をする
2. 時間投資と思って改善・DXに取り組む
3. 必要なら外部の力を借りるたとえば、Google Apps ScriptやPower Automateで日常業務を自動化することで、週に数時間の余裕が生まれることもあります。
📝まとめ
「忙しいからこそ、立ち止まる勇気を持とう」
木こりのジレンマは他人事ではありません。
あなたのビジネスにもきっと、「研ぐべき斧」があります。