ASX株式会社 代表取締役 蓼沼康之

1981年生まれ 茨城県出身

経歴

2004年 投資用ワンルームマンションディベロッパーで総務部人事課配属ながら、独学でウェブサイト制作やSEO対策を体得し自社の様々なウェブサイトを構築。

顧客情報を業界でいち早くクラウドで管理し、メールマーケティング、紹介キャンペーン等様々なインサイドセールスの企画を打ち当時反響で売ることは難しいと言われていた投資用マンションを反響にて成約する。

2010年に転職した社員20名程度のPCサプライ品の貿易商社のゴルフボールの新規事業責任者として、スポーツメーカーでもなければゴムメーカーでもない企業のオリジナルブランドゴルフボールを全国展開、大手量販店への導入、ゴルフボールAmazonランキング1位を達成。

2015年に不動産テック・フィンテック企業に転職し、営業部門を率いて大手地銀、大手不動産会社の新規開拓や深耕。不動産ビッグデータのウェブサービスの企画を行いローンチに成功。

2社で営業部長及び経営陣を歴任し、ASX株式会社設立。

パーソナリティ

昔の私はノウハウ・メソッドをフル活用し、効率化・生産性を追求し、売上至上主義・能力主義で結果に恐ろしく厳しい人間でした。

当時の私は、結果のためなら(法令を遵守した上で)何でもやる。メリットのない人間とは付き合わない・損得勘定のみで人間関係や物事を判断していました。

いわゆる勝ち負けと結果こそ世界のすべてであると考え、会社全体の売上を短期間で純増で3倍にしたり、新規事業を3年で会社の柱になるまでに育てたり、数字という結果を出すことで一喜一憂していました。

自分は勝ち続けないと価値が無いと思っている一方、いつか負けるかもしれないという恐れから、心の奥底では葛藤していました。

そんな冷酷な自分の心の奥底に会った一筋の善心。それは「どうして自社の商品だけを勧めないといけないのだろう。このお客様には 競合の製品の方が明らかにあっているのに」というホンネでした。

ある日とある社内のいざこざから心が折れてしまい、プレゼンの場でお客様に言ってしまいました

「御社のプロジェクトを実現するには、弊社よりも○○○社のサービスの方が合っています」

もうヤケクソでいったので、競合企業のサービスを割と細かく説明してしまいました笑(競合研究にぬかりはないので、かなり説明できます)

するとお客様から出た言葉は、

『確かに○○○社のサービスのほうがウチには良さそうですね。では契約します。御社と。』

まさかの言葉に驚きました。

この1件以来、自社のサービスをよく見せる営業やプレゼン、プロモーションから、業界・マーケット・競合のサービスをしっかりと理解した上でお客様の成果を創り出せる提案を心がけるようになりました。

その結果、受注率は劇的に向上し会社員人生最後の半年間は失注0件という、自分でもありえない数字を叩き出してしまいました。

メンターと出会い更にこの根幹にあった考え方が加速し、目先のお金や契約を取りに行くことよりもお客様に対して慈愛を尽くす。ひとつひとつの案件に金額や企業規模で差別・区別することなく全力を尽くすことを繰り返しました。

そして、独立させて頂いてから、『Too Much Service』を企業ポリシーに掲げ、お客様から頂いたお金以上のベネフィットを圧倒的にやる(1万円なら10万円分の価値を提供する)ことを徹底し続けた結果、お客様やご縁、仲間に恵まれて今日という日を生きられている喜びを噛み締めております。

今日という日が人生最後の日と心得て他社と触れよ 一日一生
ASX株式会社 代表取締役 蓼沼康之