発達障害の子を抱える親御さんの就労支援

発達障害の子を抱え、働きたくても働けない人の就労支援を行っています。

就職活動のアドバイスや、受け入れ体制のある企業をご紹介させて頂きます。

受け入れ企業の拡張のための営業・広報活動にも力を入れています。

働きたい人と受け入れてくれる企業のマッチングサイトを構築中です。

発達障害の子を抱える従業員のための労働環境の構築支援

弊社では2人の発達障害の子を抱えるお母さんを雇用させて頂いております。

従業員が発達障害の子を抱えて退職や休職などの離脱で困っている企業へ労働環境整備のアドバイスや仕組みづくりの支援を行っています。

当社の活動をきかっけに、発達障害の子を抱える親御さんの受け入れを検討したいと思って頂けた企業様は、当社の雇用体制や本活動の想い等まずはお話させてください。

発達障害の子を抱え、働きたくても働けない方たちの機会損失は、その方個人やご家族にとっても大きなものです。収入面はもちろんですが、人としての成長や誰かに必要とされる喜び、言葉にはしきれない数多くの損失が生じていると私たちは感じています。
また、雇用する側の企業においても、中書企業において人手不足は深刻な社会問題になっています。日本人の人口減及び労働人口の現象を考えると、何の不自由も無く働ける人だけを雇用のターゲットと捉えるとどうしても、取り合いという状況は避けられないと思います。企業側が受け入れに少し工夫や許容を行うことで、今まで見えなかった採用のパイが広がり、社会問題の一つである人手不足の解消にも繋がるのではないかと確信しております。

当社従業員雇用の経緯

弊社従業員の35歳(2023年現在)の女性は、3人の子どものうち2人が発達障害を抱えています。
当初業務委託スタッフとして弊社の業務をサポート頂く中で、限られた時間の中で一所懸命働く姿から溢れ出る魅力に驚きを隠せず、社員にならないかと声を掛けました。

彼女の回答は「とても嬉しいお誘いですが、障害を抱える子供のことを考えると納期のお約束ができなかったり、長期間穴をあけることもありご迷惑をおかけしてしまうため・・・難しいと思います」という回答でした。

私は即答で「構いません。その穴は私が埋めます」と言い切れるほど腹が決まっていました。
同時にきっと子育てだけをしていたら彼女は潰れてしまうかもしれないという危機感も感じ取っていたことと、何よりこれだけ仕事が好きな人が働けない日本の環境はどうなんだよ?と怒りに近い疑問も湧きました。

とはいえ、安全地帯から私がいくらそれを叫んでも、誰の心にも響かない綺麗事でしかなく、世の中を変える事はできません。先ずは目の前の彼女を救うことが最優先でしたが、彼女を雇用させて頂くことで、障害者の子を抱えて働きたいのに働けない人たちのための新たな雇用のマーケットづくりに一石を投じることができるのではないかと考えたのがきっかけでした。

当社の受け入れ態勢や労働環境について

家庭・子育への影響を最大限考慮すると100%テレワークは必須となります。とはいえ、そこはテレワークがこれだけ浸透している世の中ですからさほど設計に苦労はしませんでした。勤務時間や日にちについては可能な限り柔軟性をもたせ、負担なく貢献できる設計を致しました。まずこれを考える段階で「テレワークとは何のために・誰のためにあるものなのか」を深く考えさせられました。

今後迎え入れの準備から、実際に雇用が始まって起こったことや対処の仕方、彼女の活躍ぶりはブログで更新していく予定ですが、現在彼女は当社で大活躍をしてくださっております。

Twitterの更新担当がミッションの一つ

会社の公式アカウントを通じて、会社のPR以外に自身の発達障害の子育てや、発達障害の子を抱えながら働くことについて発信頂いております。

経営者が求めるマインドを有している可能性

発達障害の子を抱えながら働きたくても働けない人は「優秀な人材」である可能性が高いと私は読んでいます。まず弊社従業員がそれに該当するのは手前味噌ながら言うまでもないのですが特に思うことがあります。
それは、「経営者が求めるマインドを持っている人が多い」ということです。
どうしても経営者は辛い体験をすることが、会社にに比べると多いと思います。危機感もあるし自分の時間やお金・私財をときになげうった経営者の方も多いと思います。自分のことを脇において身を挺した経験。これを発達障害の子を抱える親御さんは健常者の子を抱える親御さんより多く、激しく体験していると私は感じています。
もともと人間の子育てそのものが、稀にいるよほど手のかからない子を授かった方以外は過酷なものです。ただでさえ過酷な子育てが、子どもが発達障害だったら・・・それは本当に過酷な体験だと思いますが、そういう体験をしている方だからこそ、持ち合わせている何かがあると私は感じています。
雇用のマーケットに目を向けたときに、五体満足で家族に何の課題もなく、会社に当たり前に来る事のできる人だけに目を向けると、採用のパイは少ないと感じるのかもしれませんが「働きたくても働けない優秀な人達」に目を向けることで、マーケットそのものが変わるのではないかと私は確信しています。

当社が実現や他社にアドバイスできる背景

当社代表でコンサルタントの蓼沼は、健康経営エキスパートアドバイザーの有資格者です。

会社員時代にコロナ禍前からテレワークの体制を構築し、介護や子どもやご家族に対し何らかの課題を抱えている従業員も安心して働ける環境づくりを構築してきました。
弊社設立がコロナ禍の真っ只中ということもあり、設立当初はテレワークの導入支援や働き方改革のアドバイザリー業務が中心でした。
上記のことから、テレワークで現在各企業が抱える様々な問題を解消することができる弊社では、発達障害の子を抱える親御さんがテレワークで働く環境構築のお手伝いに強みがあり、お役に立てる自負があります。
同時に企業に対しても、そういった方を受け入れる体制構築について、アドバイスや支援させて頂くことが可能です。

更にIT・DXに強い企業のため、テレワークのためのツールやシステム化なども自社でワンストップで行えることや、HRコンサルティングにも強みがあり、特に働きやすい環境づくりや、人間関係の課題の解消等も含めて、当社のリソースをフル活用することで本CSRこそが当社の社会貢献になると確信し、活動に邁進しております。

健康経営エキスパートアドバイザーとは

所定の有資格者(社会保険労務士・中小企業診断士等)または所定の実務経験者のみが受験資格を有する東京商工会議所の資格です。
健康経営エキスパートアドバイザーは、企業の健康経営を推進する専門家です。企業が健康経営を推進するために必要な知識やノウハウを有し、企業の経営者や従業員に対して健康経営の導入や推進を支援します。
物質的な体調や心の健康にのみフォーカスされがちですが、その知識は幅広く、企業経営を健全化させる専門家としてご活躍されているコンサルタントの方も多数いらっしゃる資格であると当社では捉えており、本CSRの取り組みに寄与できる資格であると考えております。