中小企業及び小規模事業者の経営者にGoogleWorkspaceの価値を伝えるのが難しい・・・と感じている。

弊社のクライアント企業は5~30名規模の会社が半数を占める。

IT化の遅れを懸念して弊社を頼ってくれているため、IT化は進んでいない企業様が多い。メールのソフトは圧倒的にMicrosoftのOutlookが多い。

ITコンサル、顧問あるあるなのだが、IT企業に勤めているとOutlookをメールソフトとしてなかなか選ばない。

実は私も使ったことがない。そのため、顧問をお預かりしている先からOutlookの質問や問い合わせが来ると、ネットで調べたことを回答することが多い。

最近複数の顧問先から、Outlook以外で良いメールソフトは無いですか?という質問が立て続いたので筆を取ってみた次第だ。

GoogleWorkspaceを提案したいけど提案しない

「メールソフトは何がオススメですか?」とクライアントから質問されるといつも下記のように回答している。

GoogleWorkspaceがいいんですが、月額約1500円(正確には税込で1496円)ひとりあたりかかるので、全部説明させてもらえたら○○さん(だいたい会社に一人はいる社内ではITに詳しい人)には、それで1500円なら安いね!って思ってもらえると思うんですが、社長様に伝わりますかね?

10人の会社なら月額15,000円だから年間で180,000円のコスト増となる。その18万円に対する費用対効果を説明するのは割と骨なのだ。

コンサルタントである弊社が提案書に割く時間、稟議書を書いて頂くご担当者様の時間、本件の緊急度のバランスを総合的に考えるとどうしても後回しになってしまうというのが本音だ。

ただ、GoogleWorkspaceには上記コストの費用対効果は十二分にあり絶対にやって損は無いと私は断言できる。ただ、表面的に見える数字(リターン)が可視化しづらいのも本音である。

経営者はお金の使い方が豪快な人でも、ランニングコストにはシビアな経営者が多い(これは当然というか優秀な証拠)ことも進まない理由の一つである。

GoogleWorkspaceの導入支援を専門的に行っている業者もいる。DX推進の基盤や加速にもなり得るため凄く社会貢献性の高い仕事だと私は尊敬しているが、彼らのホームページや提案書を見て常々思うことは、もっとIT弱者に寄り添った提案が出来ないものかということだ。

寄り添い、言葉で書くのは簡単ではあるが実際にやるのはかなり難しい。相手の企業、業界、経営者のパーソナリティや担当者のことをよく知り、相手に合わせた言葉や提案内容をチョイスするというのは、高度なコミュニケーション能力やマーケティング能力が求められる。

極端な言い方をすれば、マーケティングの最高峰が寄り添いなのである。

経営者はGoogleWorkspaceで何ができるかに興味はない。

GoogleWorkspaceというツールを使って、自社の利益にどれだけ寄与できるのかが知りたいのである。

とはいえ、経営者はほとんどの人間が海千山千であり、

「効率が上がるから人件費が下がって利益率が上がります。」

「営業効率が上がるから売上拡大が期待できます」

こんな表面的、表層的で薄っぺらい言葉は響かない。

借り物の言葉、誰でも言える言葉じゃダメなんだ。

弊社がGoogleWorkspaceを提案するとすんなり導入される理由

上記の通り、弊社クライアントも最初はGoogleWorkspaceの月額1500円/人に難色を示す。

ただ、担当者の方はちょっと話すと いいね! となる。それくらい魅力あふれるサービスなのだ。

担当者の方は前述の通り、経営者にどうやって稟議をあげようか悩む。

ところが弊社の場合、コンサルや顧問といして参画しているため、DXの年間計画に基づいて進めるため、最初の計画書策定の段階で、経営者とよくコミュニケーションを取る機会があり、その中でGoogleWorkspaceでクライアント企業において何が実現できるかを良く話す時間があるのだ。

大枠で見ればパーツの一つでしかなく、すんなり採択されるのも、GoogleWorkspaceのみの提案を行う事業者とはポジションが違うのだから当然といえば当然なのだ。

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