営業設計士タデヌマ営業がお客様と話す時間を増やすには、書類を「作る時間」と、その前の「情報を探す時間」を両方減らすことが重要です。
「もっとお客様と話してほしい」のに、席から離れられない




「営業なのに、何時間もずっと席に座って、パソコンとにらめっこしているよ」
社長や営業部長からすると、気になる光景です。
お客様の話を聞く。提案する。検討状況を確認する。そうした時間をもっと増やしてほしい、という思いもあるでしょう。
一方、パソコンに向かっている営業担当者も、好きで席に座り続けているわけではありません。
「前に出した単価、いくらだったっけ?」
「似た内容の見積、どこに保存してあったかな」
「この資料とあの資料、どちらが最新なんだろう」
ようやくファイルを見つけても、中身を開いてみたら違う案件。また探し直す。
営業をしたくないのではなく、営業に必要な書類を仕上げるために、席から離れられない。
そんな状況もあるのです。
見積書を「作る」前に、見えにくい仕事がある



見積に時間がかかるなら、作成を自動化すればいいんじゃないか?



作成の効率化も大切です。ただ、その前に何をしているかも見てみましょう
見積書を作る仕事は、金額を入力して、計算して、体裁を整えることだけではありません。
過去の提示価格を探す。今回の条件と比べる。使ってよい情報か確かめる。分からないところを誰かに聞く。
こうした作業を終えてから、ようやく書類の作成に入れます。
つまり、見積にかかる時間は、大きく分けると次のようになります。
情報を探す・比較する時間 + 条件や価格を判断する時間 + 書類を作る時間



最後の「書類を作る」部分だけ速くしても、その前の情報探しが長いままなら、全体の時短は限られてしまいます。
「保存してある」と「すぐ使える」は違う
必要な情報が、どこにも残っていないわけではない。
それでも、すぐには見つからない。見つかっても、それを使ってよいのか分からない。
ここが、見積の効率化で見落としやすいところです。
例えば、過去の見積に単価が書いてあっても、その価格が特別な条件によるものだったか、今も有効なのかが分からなければ、そのまま使うことはできません。



前の単価は分かっても、同じ価格で出せるとは限らないからな



そのとおりです。だから、価格だけでなく、判断に必要な条件にもたどり着けることが大切なんです



情報は、残してあるだけでは営業の時間を生みません。必要なときに見つかり、判断に使える状態になって、初めて役に立ちます。
「作成の自動化」と「情報の探しやすさ」をセットで考える
営業DXで見直したいのは、書類の作り方と、書類を作るための情報へのたどり着き方です。
どちらか片方だけでは、もう片方が時間を使い続けることがあります。



情報を探したり、候補を整理したりするお手伝いはできます。使う条件が合っているか、最後は人が確認してください



探し回る負担を減らして、価格や提案内容を考える時間に回したいですね
大切なのは、営業担当者が毎回同じ情報を探し直さなくてよい状態をつくること。
それは、見積だけの話ではありません。提案資料、報告書、発注書なども、作成に必要な情報が見つからなければ、同じように手が止まります。
書類を速く作れる仕組みと、必要な情報に迷わずたどり着ける仕組み。この両方が、お客様と向き合う時間を増やす土台になります。
「席にいる時間」より、「何に時間がかかっているか」



もっとお客様と話してほしいと思っていたが、まず探す時間を減らす必要もあるんだな



必要な情報をすぐ確認できれば、見積を仕上げて、お客様への連絡に進めます
営業担当者が長く席にいるとき、最初に確かめたいのは、その時間の中身です。
書類を作っているのか。情報を探しているのか。条件を確認しているのか。それとも、誰かの回答を待っているのか。
ここを分けて見ると、改善すべき場所が見えてきます。
営業がお客様と会う・話す時間を増やすには、見積をはじめとした書類の時間を短くする。そのためには、「作る時間」だけでなく「探す時間」も減らす。
営業DXは、お客様に向き合う時間を、仕組みでつくる取り組みです。
見積や資料作成に追われ、お客様への連絡が後回しになっていませんか。
「書類作成に時間がかかる」の中身を整理すると、効率化の入口が見つかるかもしれません。営業の時間を増やすための業務整理・営業DXについて、お気軽にご相談ください。
株式会社いざなうでは、営業活動を「人がやる仕事」「仕組みにする仕事」「AI・システムに任せる仕事」に分解し、営業担当者がお客様と向き合う時間を増やすための営業DXを支援しています。
お問い合わせは 株式会社いざなう ホームページよりお願いいたします
記事の企画・監修
株式会社いざなう
代表取締役 蓼沼康之
事業開発・営業戦略・営業DX・DXコンサルティング領域を中心に、企業の営業プロセス設計やDX推進を支援。
もともと営業力そのものに強い自信があったわけではなく、30歳で未経験から大手企業の営業職へ転身。それでも新人時代に営業成績トップ3に入り、その後は1人で年間粗利2億円、周囲から「絶対に無理」と言われたゴルフボールの新規事業立ち上げ、営業部門長として会社売上を3倍に伸ばすなど、営業・事業開発の現場で実績を重ねてきた。
その経験から、営業成果は個人の話術や根性だけで決まるものではなく、顧客への情報提供、営業の順番、判断ルール、データ、営業プロセスそのものを設計することで再現性を高められると考え、現在の営業DX・事業開発支援へとつなげている。
現在は、事業開発・戦略コンサルティング領域を中心に、大手SIer3社、大手コンサルティングファーム1社、大手不動産ポータル事業者1社、WEB広告媒体社1社、大手ハウスメーカー1社をはじめ、中堅・中小企業や工務店など幅広い企業を支援している。






